女性の円形脱毛症の原因は?治療・対処法を総まとめ!

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頭皮にコインのような脱毛痕ができてしまう円形脱毛症。

原因はストレスに限らず、また年齢・性別関係なく発症するため、突然の抜け毛に戸惑うひとも。

円形脱毛の原因は一体何なのでしょうか?今回は、円形脱毛症をおこす要因、治療法などを詳しくご説明します。

 

はじめに

毛髪の一部が楕円状に抜ける円形脱毛症は、何の前触れもなく突然発症するのが特徴です。

昔から“10円ハゲ”などと呼ばれ過剰なストレスが発症の原因とされてきたのですが、最近ではストレス以外に遺伝やホルモンなども関係していることが明らかにされました。

ただ、その事実はまだあまり知られていないため、突然おこる抜け毛に動揺しショックを受けてしまうひとも少なくありません。

円形脱毛症は脱毛部分との差が際立つため、髪の毛の長い特に女性にとっては特に深刻な問題です。

患者さんのなかには「このまま治らなかったらどうしよう」「いつまで抜けるだろう?」といった不安を抱えている女性も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は日本皮膚科学会のガイドラインや専門書を参考に、円形脱毛症がおこる原因やその対処方法を詳しくまとめました!

少しでも悩みや不安を抱える方のお役に立てれば幸いです。それでは、まず円形脱毛症の起きるメカニズムから順にみていきましょう。

 

 

円形脱毛症とは?

円形脱毛症とは毛髪の一部がコインのように丸く脱毛してくるもので、後天的に起きる脱毛症のひとつです。

前触れなく突然おこるのが特徴ですが、まれにかゆみや頭皮の赤みなどといった症状が現れるひともいます。

重症化すると脱毛斑が数個できたり、脱毛が頭皮全体へと広がったりすることも。症状が悪化すると、眉毛やまつげにまで脱毛が進む場合もあります。

円形脱毛症性は年齢や性別関係なく発症するものですが、傾向としては大人の方が治りやすいといわれています。

また、幼少期に何らかの原因で円形脱毛症になった場合、それと同じ原因で脱毛を繰り返すケースもあります。

 

 

円形脱毛症のタイプ

いわゆる10円ハゲのイメージが強い円形脱毛症ですが、じつはいくつかのパターンが存在します。

 

・単発型通常型

→脱毛斑が一カ所のみできる

 

・多発型通常型

→毛髪に脱毛斑が複数できる

 

・全頭型

→頭皮全体が脱毛しているもの

 

・全身型(汎発型)

→脱毛が眉毛やまつげ、体毛にまで及ぶもの

 

・蛇行型

→頭皮の生え際が帯状に脱毛するもの

 

 

円形脱毛症のおこる原因

円形脱毛症の脱毛部分をみてみると、毛穴自体は残っているのですが抜けた毛の根元がとがった状態になっていたり、ねじれた形になったりしているのが分かります。これは毛髪の栄養不足が原因です。

毛髪を生成する栄養が足りず、毛乳頭が一時的に機能を停止することによっておこります。

 

昔は脱毛の原因として主にストレスが関係すると考えられていましたが、最近は研究によりさまざまな説が指摘されるようになりました。

 

過度のストレス

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類が存在し、交互に働くことで心身の健康に保っています。

しかし、過剰なストレスにより交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮した状態が長くなるため毛根へ栄養が運ばれにくくなります。

すると、毛根の栄養不足がおこりヘアサイクルが乱れるため、健康な毛髪が脱毛していくとされています

>>女性のストレスからくる薄毛の原因とは?抜け毛のメカニズムと対策まとめ!

 

遺伝的要素

欧米の研究で「一親等内に円形脱毛症の患者がいる場合、発症の確率が通常の約10倍も高くなる」と発表されたことにより、円形脱毛症と遺伝的要素が深く関係すると考えられるようになりました。

 

出産によるホルモン変化

女性の体内には「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類の女性ホルモンが存在します。

妊娠中は発毛に関係するプロゲステロンが一気に増加するため、毛髪の成長期が長くなりますが、プロゲステロンは出産と同時に正常値に戻るため維持されていた毛髪が一気に抜け、産後3~4ヶ月後抜け毛が多くなります。

ほとんどの場合は時間の経過とともに戻りますが、ヘアサイクルの乱れはホルモンバランスだけでなくストレスや食事の偏りなども関係するため、産後の抜け毛が悪化し円形脱毛症になってしまうケースが報告されています。

>>女性ホルモンの分泌量と毛髪の関係とは?

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アトピー素因

円形脱毛症にアトピー性皮膚や炎気管支炎、アレルギー性鼻炎などのアトピー性疾患を発症しているひとが多いことから、アトピー素因と円形脱毛症の関連性が指摘されています。

 

自己免疫疾患

ここ最近、円形脱毛症の原因として特に有力とされているのが、自己免疫疾患による脱毛です。

自己免疫疾患とは本来、細菌やウィルスなどからからだを守るはずの免疫のシステムに異常が発生し、からだを攻撃してしまう病気のことをいいます。

自己免疫疾患がおこる明確な原因はいまだ明らかにされていませんが、感染症の発症や疲れやストレスがきっかけとなると考えられています。

円形脱毛症の場合は、リンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃してしまいダメージを受けることで脱毛がおこります。

また、円形脱毛症の患者には橋本病などの甲状腺の病気や尋常性白斑、関節リウマチなどの自己免疫疾患を持っていることが多く、円形脱毛症と深い関連性があるとされています。

 

 

円形脱毛症は治る?

円形脱毛症が治るかどうかは、アトピー性疾患や自己免疫疾患の既往歴があるか、脱毛がどのくらい続いているかによって異なります。

脱毛が一か所しかない単発型など比較的に軽度なもので、脱毛部分の周りの髪の毛を引っ張って簡単に抜けない場合であれば、時間の経過とともに回復することがほとんど。

また、脱毛から1年以内であれば改善する見込みがあります。

ただ、脱毛周辺部の髪も抜けやすくなっている場合や、毛根部分がとがっている状態のときはまだ脱毛が進行中です。

さらに、脱毛が3年以上であったり、幼少期に脱毛が発症していたりすると治療が困難な場合も。アトピーや自己免疫疾患などの既往歴がある場合も同じです。

円形脱毛症は早い段階で治療すること、医師による適切な治療を受けることが改善の重要な鍵となるのです。

 

 

円形脱毛症の治療法

円形脱毛症の治療は頭皮の血流を改善する塩化カルプロニウムやステロイド薬を使います。

症状が軽度の場合はこれらの外用薬だけで治ることも。

脱毛箇所がいくつもある場合はステロイド剤の内服や、局所的に注射を行う場合もあります。

その他、専用の薬剤を使って「かぶれ」の状態をつくり発毛を促す「局所免疫療法」、

脱毛部分を液体窒素で凍らせて発毛を促す「凍結療法」などがあります。

いずれにしても、円形脱毛症の治療は年齢や状態によって変わるので変わるため、主治医としっかり相談して症状に適した治療を受けることが大切です。

 

日頃のケアで円形脱毛症を予防しよう!

円形脱毛症の直接の原因は、毛乳頭が一時的に機能停止状態になること。

それにはストレスの他、ホルモンの変化や生活習慣なども大きく関わります。

円形脱毛症は悪化すると治療が困難な脱毛症です。また、出産による脱毛が悪化し発症する場合もあります。

 

 

まとめ

まずは発症しないことが一番!

日頃から規則正しい生活習慣を心がけ、ヘアサイクルを良好に保ちましょう。

毎日の手入れに育毛剤を投入するのもおすすめ!

頭皮の外側から栄養補給することで毛根の休止を防ぎ正常なヘアサイクルを維持します。

初期段階であればすでに抜け毛が生じた頭皮のケアにも使用できますよ。

ただ、肌質や症状によっては使用できない場合があるので、使用の前には念のため医師に確認をとりましょう。

また、男性用の育毛剤は肌質によっては刺激が強く逆効果になってしまう可能性もあるので要注意!育毛剤は植物性成分でつくられた女性用を選ぶのがポイントです。

円形脱毛症は早期の対策が肝心ですから、違和感を感じたり抜け毛が気になったりしたときは一度、皮膚科を受診することをおすすめします。

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